健康保険適用と適用外

保険でできる手術

粉瘤・ホクロ・外傷による傷跡の修正・眼瞼下垂など、保険で出来る手術はできるだけ保険でするようにしています。

形成外科専門医による手術を基本にしておりますが、予約が立て込んでおり、緊急を要する物や、年齢・部位によっては院長が対応することもありますのでご了承ください。
また、レーザーを使うものについては院長が基本的に対応しております。


形成外科医師 松本大輔

  • 九州大学医学部卒
  • 東京大学形成外科入局
  • 東京大学大学院卒
  • 医学博士

≪所属≫

日本形成外科学会専門医・指導医
(皮膚腫瘍外科分野指導医)
(再建・マイクロサージャリー分野指導医)

形成外科とは、生まれつきの変形や、癌などの病気やケガで生じた変形や不自由を手術によって改善する診療科です。
形成外科で扱う疾患は、やけどや、やけど後の傷あと・顔の骨折や顔の切り傷、擦り傷など・口唇口蓋裂・多指症などの生まれつきの異常や、指のけが、巻き爪など・その他の先天異常(副耳、でべそなど)・あざ、ほくろ、皮膚のできものなど・癌を切除した後の変形や機能欠損の改善、乳房再建など・目立つ傷あとの修正・美容治療(二重まぶたの手術)のほか、眼瞼下垂も多く手がけています。


保険外手術

手術日は土曜もありますので、お問合せ下さい。

  • 二重 埋没法・切開法・部分切開法
  • 上眼瞼 脂肪とり
  • 下眼瞼 たるみとり
  • 目頭切開
  • 挙筋短縮
  • 包茎 など

尚全身麻酔が必要なものや、新生児の手術は浜の町病院はじめ提携施設をご紹介致します。

二重手術

眼瞼の構造

眼瞼の構造図で眼瞼挙筋の枝が瞼の皮膚に分岐している場合は二重になります。枝が無い場合は一重です。

枝の付着している部位によって二重の巾が違ってきます。
挙筋健膜と皮膚を糸で止め付けると二重を作る事ができます。

手術には以下の3つの方法があります。
其々、メリット、デメッリトがありますので、お気軽に御相談ください。


埋没法は瞼の数カ所に針穴を開け、細い糸を瞼の裏まで通して縫合します。跡は全く残りませんが、切開法と異なり脂肪や瞼のたるみには適応しません。糸で固定しているだけなので緩んだり取れたりする欠点があります。切開したくない方に適応されます。
小切開法は瞼の中央部で5ミリ程度、小さく切開してその部分から脂肪を除去し、細い糸で縫合します。埋没法と異なり瞼の裏まで糸を通さないので眼球への影響はなく緩みにくいのが特徴です。脂肪や瞼のたるみの少ない方に適応します。
全切開法は希望する二重瞼ラインで皮膚を切開、または切除して縫合する方法です。他の方法に比べて緩んだり取れてしまうことが極めて少ないのが特徴です。皮膚の脂肪の多い方、瞼のたるみのある方、また眼瞼下垂の方に適応します。

傷跡が残らない、切らない治療方法として、二重の形成ができる最新のプラズマ治療機器「Plasmage」も導入しました。

プラズマージュについて

眼瞼下垂

瞼が下がってしまい視野が狭くなる病気で、日本人の多くは加齢に伴い発症します。昔は加齢現象だからしょうがないと諦められていた病気ですが、現在では病態が解明され、手術をすることにより瞼が軽くなって視野を拡げることができます。また、眼瞼下垂に伴って頭痛、肩こり、うつ病などを発症することも明らかとなってきており、手術を行うことで、頭痛、肩こりまで改善し、気分も晴れやかになる患者さんも多いです。

眼瞼下垂は下図のように進行していくわけですが、一見「正常な目」に見えても額に皺が寄っている場合は要注意です。眼瞼挙筋という瞼を挙げるための筋肉が緩んでしまい、代わりに前頭筋という眉毛を挙上し額に皺を寄せる筋肉を使って目を開けている権状態で、放置すると額の皺は深くなり、眉毛の上げ下げによって瞼の皮膚が伸びてたるんでいくため、上顔面の老化がどんどん進んでいきます。また、前頭筋の緊張が続いていることにより頭痛や肩こりが生じることも多いです。額の皺を寄せないと十分目が開かない場合は手術適応の可能性があるため、ご相談下さい。

眼瞼下垂の手術

腱膜性眼瞼下垂症は加齢や化粧、花粉症、コンタクトレンズの長期間使用などでまぶたがこすれることにより、まぶたの板(瞼板:けんばん)とまぶたを挙げる筋肉(上眼瞼挙筋:じょうがんけんきょきん)の間をつないでいる筋(腱膜:けんまく)が、瞼板からはずれて緩んでしまうことにより生じます。

この結果、まぶたを開けようとして上眼瞼挙筋が収縮しても、その力が十分に瞼板に伝わらなくなるため眼瞼下垂になります。これを補うために、眼瞼挙筋に付随している筋肉(ミュラー筋)を収縮させてまぶたを開けます。

ミュラー筋が収縮するためには交感神経が緊張する必要があり、交感神経が常に緊張していると頭痛や肩こり、手足の冷え性、不眠などを生じることがあります。

当院では緩んではずれてしまった腱膜を瞼板に止め直す手術を行っています。(信州大学式眼瞼下垂手術)
また、上まぶたの皮膚が弛む(余る)ために瞼が被ったような状態になっていることもあります。この場合は腱膜を触らず余剰皮膚のみを切除することで改善する事もあります。

どちらの術式を選択するかは、下垂の程度や原因、生来の目の形や、なりたい目の形で変わってきますので、御相談ください。

眼瞼の構造

こうした症状の改善には個人差があり、ほかの原因で生じていることもあるため、まぶたが原因のものしか改善しません。

大きく別けて挙筋が緩くなっている場合と、皮膚科弛んでいる場合があります。挙筋短縮手術の必要が有る場合は保険適応ですが、この手術はダウンタイムがあります。眉下切開や重瞼術は保険適応外ですが、比較的ダウンタイムが少なくてすみます。原因、程度、その方の生活によって術式を選択できます。まずは、カウンセリングをお受け下さい。

また、まぶたがあけにくい患者さんの中には、まぶたが痙攣をする病気(眼瞼痙攣:がんけんけいれん)を伴っていることがあります。当院では痙攣している筋肉にボトックスを注入する治療をしています。

ボトックスについて

  信州式(挙筋前転法) 筋膜移植法 その他のもの2(二重手術) その他のもの2(眉下切開)
適応 挙筋が緩んでいる 先天性・変則性 軽度なもの・一重瞼の方 加齢による皮膚の余剰
腫れ 腫れは比較的多い   ダウンタイムは1週間 腫れは少ない
二重 くっきりした二重になる   二重になる 元々の目の形が蘇る
コンタクトレンズ 2週間ぐらい出来ない   1週間くらい出来ない 翌日から可能
保険 × ×

保険適応 挙筋短縮術

手術 概要

診療区分 保険診療・自由診療
注⼊量/ショット数等
  • 保険診療:粉瘤・ホクロ・外傷による傷跡の修正・眼瞼下垂(挙筋短縮)・腋臭症など
  • 自由診療:二重(埋没法、切開法、部分切開法)・上眼瞼脂肪取り・下眼瞼たるみ取り・目頭切開・包茎など
治療期間及び回数
  • 保険診療:日帰り手術
  • 自由診療:日帰り手術
施術によるリスク・副作⽤
  • 保険診療:リスク、副作用は手術内容によって異なる為、事前のカウンセリングにて担当医師よりご説明いたします。
  • 自由診療:リスク、副作用は手術内容によって異なる為、事前のカウンセリングにて担当医師よりご説明いたします。
保険診療の費用 保険点数、負担割合によって異なる。
眼瞼下垂(挙筋短縮)は、3割負担で40,000~50,000円
自由診療の費用
  • 重瞼術(埋没法)1点止め 6万 40分
  • 重瞼術(埋没法)2点止め 10万 1時間
  • 重瞼術(切開法)30万 2時間
  • 目頭切開 20万 1時間
  • 上眼瞼たるみ取り 30万 1.5時間
  • 眉毛下皮膚切除術 30万 1.5時間
  • 挙筋前転術 50万 2.5時間
  • 下眼瞼たるみ取り(皮膚のみ) 30万 2時間
  • 下眼瞼たるみ取り(ハムラ法) 40万 2.5時間
  • 経結膜ハムラ法 50万 3時間
  • 下眼瞼脱脂(経結膜) 25万 1.5時間
  • 乳頭縮小術 30万 2時間
    (全て両側施術料金、片側の場合は上記×60%)
  • でべそ修正 15万 1時間
    他院埋没法抜糸 10万 1時間(4本まで、5本以上は1本毎に+2万+15分)

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