ニキビの跡のシミ(色素沈着)には非常に有効です。ターンオーバーを速くして、色素沈着の原因であるメラニンを外に追い出して行きます。
多少、肌荒れのように感じる方もあると思いますが、ニキビの出来にくい肌を作るのにも効果があります。
昨年、レチノイン酸の一種アダバレンの外用薬(ディフェリンゲル)が保険適応となりました。効果的なお薬ですが、多少肌荒れのような症状が起こります。これはターンオーバーを促進しているためで異常ではありません。患者さんが薬の効果と反応をよく理解されて使うと、より効果的ですので、ご相談ください。
赤みや色素沈着は治ったのに、凸凹が目立つ=所謂アバタには今まで良い治療法がありませんでした。欧米人はハードなケミカルピーリングやアブレージョンをするのですが、黄色人種は色素沈着が起り易いので、ダウンタイムを許容出来ない方が殆どです。
RF(ラジオ波)は、レーザーや光では届きにくい皮膚の深いところまで熱が届きやすいという特性があります。しかも、RFを点状に照射することで、皮膚表面のダメージを最小限に抑え、ダウンタイムが大幅に軽減されます。
肌表面に残るダメージは小さな点で抑えつつ、皮膚を引き締める熱エネルギーは、肌の内部に広がるよう設計されているので、治療目的に合った深さへ十分に行き届くのです。
RFの熱エネルギーによって、皮膚のコラーゲンが多く産生され、こうした働きで、さまざまな小顔・美肌効果が期待できるのです。
特に、今まで治療が難しいとされていた、にきび跡の凹凸、毛穴の開きなどに効果が期待出来ます。お気軽に御相談ください。
性ホルモン、とくにアンドロゲンがニキビの形成に影響していることは良く知られており、特にジヒドロテストステロン(DHT)が皮脂中のトリグリセリドの産生を促進し、過剰な皮脂の分泌がニキビ形成の原因の一つとなる。またトリグリセリドがアクネ菌の栄養源となり炎症が起こる。
このようなアンドロゲンの影響を抑える治療である抗アンドロゲン療法は、アルドステロンの拮抗薬であるスピロノラクトンを用いる。
血液検査でホルモン量や腎機能を測定する。
化膿ニキビにはレーザー治療、コメドにはケミカルピーリングを行う
ホルモン検査の結果をふまえて、スピルノラクトン単独、またはピルと併用で治療を開始する。場合によってはホームピーリングやニキビ外用剤を用いる。
ニキビが出来にくくなってくれば、減量期にはいる
徐々に薬を減らし、内服を中止する。跡形が気になれば、トレチノインの治療に移行する
生理不順は殆どの患者さんで起こります。無月経になれば、生理を起こしてやります。 腎機能は時々チェックの必要があります。