シワの治療はシワの種類によって異なりますが、最少の手間と時間、最少のリスク、最少のコストで最大の効果を上げたいと思っています。是非、御相談下さい。
サンスクリーンや帽子などで紫外線から皮膚を守ることも大切です。
シワの予防は厳密には子供の頃から必要で、一生に浴びる紫外線量のうち80%を15才までに浴びると言われています。
現在、20~40才代の方は子供の頃にしっかり紫外線を浴びている方が多いので、注意が必要です。
食事でコラーゲンやビタミンAの多いものをとるように心がけてください。
また、顔のマッサージやパッティングは血行を改善しますが、シワ取りに対する効果は不明です。やりすぎてむしろしわを増やしたり皮膚を痛めてしまうこともあるので、注意が必要です。
古い角質が肌に残っていると、ターンオーバーが悪くなりしわの原因となります。
皮膚を乾燥させないように化粧水で保湿をしっかり行います。コラーゲンやヒアルロン酸、セラミド、天然保湿成分が有効。
以前より、ビタミンC、E、コエンザイムQ10(CoQ10)に抗酸化作用があると言われています。最近、乾燥しにくいビタミンC(アスコルビン酸Mg)や、CoQ10やビタミンEを配合した化粧品がでています。気長に使うと良いでしょう。
レチノールや女性ホルモン入りクリームは皮膚の新陳代謝を活発化させ、シワ予防に効果があると言われてます。レチノールよりもより効果的なのが、トレチノインですが、刺激感や赤みなど副作用があるのが問題です。また、そもそもの効果でもあるのですが、新陳代謝が良くなるので、乾燥感や化粧乗りが悪くなり、肌荒れのように感じる方も多いので、万人向けの治療ではありません。
多少効果は落ちますが、刺激感や乾燥が少ないのが、CDトレチノインです。室温で保存できるのも嬉しいですね。
但し、化粧品は異物ですので、合わない場合もあります。また、日本では十分な量がはいっていないことも多いので、保湿による、ちりめんじわの予防以上の効果は期待できないかもしれません。
程度のひどい場合や、お時間がない方には、退縮した頬骨やその周辺組織の代わりに堅めのヒアルロン酸などを、深めに充填し、形作る(モデリング)する、本来の土台作りという意味では、ちょっと大雑把ではありますが、固めのヒアルロン酸などの充填剤を注入します。
この場合はマイクロカニューレ法が特に優れています。